トゥールビヨンって、どういうもの?

トゥールビヨンって、そもそも何なの?

世界三大複雑機構の一つで、
機械式時計で使われる技術の中でも、
とりわけ複雑な技術なのです。

そしてトゥールビヨンは、
時計としての基本機能である、
時刻の正確さを追求したものなんです。

つまり、基本構造を進化させたというか、
その機構の発想は、非常にユニークですよ。 

 ARNOLD&SON TBTE 18Kレッドゴールド


ちなみに、世界三大複雑機構のうち、
あとの2つは、永久カレンダーと、
ミニット・リピーターです。

この2つは、時計の基本機能ではなく、
オプション機能としての複雑機構です。

 

それでは、
具体的にトゥールビヨンって、
どういうものなのでしょうか。


一般的な機械式時計では、
時刻のずれが、1日に数秒~数十秒あります。

その要因にはいろいろありますが、
その一つは「姿勢差」です。

時計の内部機構には、当然ながら
重力がかかっているわけなので、
時計を同じ向きにしたままにしておくと、
部品に僅かなたわみが生まれます。
(ほんの僅かですけど。)

そして、注油された油だって
微少に偏ってしまうのです。

これらの誤差を姿勢差といいいますが、
複雑な動きで、この姿勢差を無くして
バランスを保たせようとする機構が
トゥールビヨンなのです。

 

 ユリスナルダン 1283-181/E3  マリーン トゥールビヨン


特殊機構によって、腕時計自身が、
地球の重力の影響による誤差を補正している、
ということです。

もともと、トゥールビヨンは、
懐中時計の機構だったそうです。

懐中時計なので、時計の向きは、
だいたい一定ですよね。

それを腕時計に組んだわけですが、
精度コンクールでの上位は、
トゥールビヨンが占めているので、
その高精度が証明されているのでしょう。


時計の精度を上げたいという探求心によって
生まれたトゥールビヨンです。

この機構を開発したのは、
時計の歴史を200年早めたといわれる、
あの天才時計師、ブレゲです。

 

 MEMORIGIN レジェンド MO0523-RGWHBRR

 

ちなみに、トゥールビヨンというのは、
「渦(うず)」という意味のフランス語です。

まるで鳴門の渦潮のように、
グルグル回ってるイメージですね。 

綿密に設計された、
多数の微細なパーツの独特の動きは、
ダイナミックかつ繊細なのです。

この複雑機構、
一つは手にしたいものです。

我が家には、一つだけあります。
いいですよぉー。

 

 
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original blog:
 時計に魅かれて、時計に恋して、

 

 


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